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ショートショートをば


スクリーン・ショットじゃないです。

今回は1記事完結のショートショートをお送りします。

あるイラストに触発されて、描きましたよ。

リンクも、張りたいのですが小心者ぶりを遺憾なく発揮しております。今回の記事でリンクが貼れれば幸いです。

あと、チャットの問題は恐らく解決しました。ヤッホーイ。アップデートの前に復活できてよかったです。

『崩壊に抗うは一重に絆』




「あー、スプリングがあまった」

マイハウスの中で作業が続く。年末ということで装備や道具の点検作業をしている。

現在は使っていない武器、防具一つ一つに思い出がある。何度も死線を共に潜ったボウガン、

立ちはだかる幾百ものモンスターの血を吸った大剣、

俺の身を守ってくれた道具の数々・・・。

倉庫も少しやばくなってきた。アイテム倉庫のほうはもう限界だ。誰か、何とかしてくれ。

そういえば、強化もせずに一回しか使っていない武器や、作ったはいいが結局強化を見送った防具もある。

そして並べられた5つのスカルフェイス・・・


「これ、なんて書いてあるニャ?」

隣で作業を手伝っていたアイルーのキクチヨがノスタルジックな雰囲気に浸っていた俺を現実へ戻した。


「絆、だぞ」

キクチヨが持っているのは最近強化した太刀だった。昔から太刀は使ったことがなかったのだが、最近太刀の修練もしている。ハンターなんだから、食わず嫌いはいけない・・・ただ、そう思っただけの気まぐれだった。

カクトスヒンメル、古龍から取れる特殊な素材とエスピナス亜種の素材と多くの金を要求する非常に高価な太刀だ。俺は太刀に関して言えば、結構慎重にものを選んだ。そういう目で見ると、この太刀は結構な業物だと自負している。

「何か気持ち悪いニャ、なんでそんな文字を彫ってるニャ?しかもこのアタリじゃ読めない文字だニャ」

ポンポン言われ続けるとなんだか腹が立つ。

「・・・わかった、ちゃんとこの文字について、語ってやるよ」






「またそういう依頼か」

そういう、とはつまり

「僕の婚約者を、探してください」

そういう依頼だ。俺が独り者なのを知っていてピンポイントでやってくるのだろうか。

「報酬は?」

俺は脚を机の上に投げ出して聞く。みんなは真似するなよ。

「・・・」

「そういう顔をされたら、俺はもう行くぞ」

「あ、」

線の細い男だ。女はみんなこういうのにコロっとやられるんだろう。チッ

「最後に確認できた場所はどこだ?終わらせるまでに考えておけよ」

「は、はい!!!」




ここは、塔だ。いたるところにガブラスが飛んでいる。


どうやらここでその婚約者とやらは消えたらしい。きっと他の男と駆け落ちしたんだろう。なんて俺は最低な思考を持っているんだ。


「しかし、ダルイな」

この塔を上る作業のめんどくささは異常だ。試験のヤマツカミではなく、襲撃のヤマツカミに人が集中するのもうなづける。ラファ作ってなくてすまない・・・と

塔の頂上付近に到達する。頂上まではどこにも居なかった。しかし、どうやら見つけることが出来たようだ。

「生活の痕・・・」

頂上手前の広場に、多くの痕跡が残されている。簡素なベースキャンプがあったのだ。間違いない。ここに居るはずだ。俺は手帳を出す。

ギルドに問い合わせたところ、その婚約者とやらはあるクエストを一人で受注して失踪したらしい。それが、3日前。一応調査員も塔へ向かったのだが、運悪く繁殖前のリオレウス、リオレイアの番いが塔の入り口付近にやってきて、調査員たちが追い返された。

それをどこかのハンターが正常に処理したのが、昨日。そして調査員の仕事を代わりに請け負ってついでに依頼もこなしてしまおうという事だ。


俺の背中には、一本の長剣が取り付けられている。ヴァシムソニック。アクラ・ヴァシムの素材で作られる長剣だ。生産に必要な素材も比較的楽だが、使い勝手は非常によい。




頂上に到着すると、聞きなれた音がする。

「カクトス・・・イェーガーか」

エスピナス亜種の素材で作ることのできる、強力なライトボウガンだ。しかし、カクトスといえばヘヴィボウガンのほうが目立っているので、持っているハンターは少ない。

全身をエスピUで決めている女性ハンターが果敢にエスピナス亜種に立ち向かっている。
あぁ、右足がまぶしいぜ。

「スカル印の便利屋だ、ダーリンからのプレゼントを届けに来たぞ!」

我ながら、気の利いたジョークだと思うのだが、女性ハンターは必死に戦っている。

俺は、背中の剣を抜き、エスピナス亜種の左目を狙って突く。

「邪魔しないで!」

そういうわけにもいかない。

「もうギルドから狩猟許可の出ている時間は過ぎているぞ」

俺はそう反論しつつ、エスピナス亜種の迫り来る尻尾を、前へ転がることで回避する。ついでに翼の一部にも切りつける。

「わかったわ、ならできるだけ、はやく倒しましょ!」

容赦なき弾丸の雨がエスピナス亜種に降り注ぐ。俺も出来るだけ手数を稼ぐ。

「!!」

エスピナス亜種が頭を持ち上げる。俺はそれを確認するや否や、急いで武器を収め、

かの紳士の家系、ジョースター家に代々伝わる戦法・・・つまり。

「逃げろ!!!」

背中越しに伝わる熱。巨大な音と共に、爆発が塔の頂上に炸裂する。

俺は爆風に当たる直前、前へダイビングして難を逃れる。

しかし先程の溜めブレスでスタミナを使い切ったのか、エスピナス亜種の動きが緩慢になる。そこへ叩き込まれる弾丸。

俺はやつの目の前へ突進し、その巨大な頭に何度も長剣を振るう。

咆哮と共に、エスピナス亜種がのけぞる。角を折ってやった。

さらに、奴の足の間を潜り、尻尾の裏を切りつける。



背中の棘が弾丸で壊れると同時に、エスピナス亜種の動きが止まる。ヴァシム・ソニックの本領発揮だ。


尻尾を狙い、一気に切り刻む。双剣もいないので思い切って剣を振り回せるのは楽だ。





イタチの最後ッ屁ではないが、罠に向かって突進するエスピナス亜種には一種の美しさがあった。俺が無意識にとったポーズは、敬礼だった。無言の男の詩が、そこにあった。これも、ある紳士の家系が体験した奇妙な冒険譚の一つで語られるシーンだった。



「んー、結局、私が結婚なんて、実感ないのよね」

女性は、寝ているエスピナス亜種の上にまたがり、リラックスしている。

「だから、一番多く戦ったコイツと、相談したくてね」

「そういうロマンティックなのも、理解できないことはないな、それで、答えは?」

「結婚、するよ。それで、ハンターも辞める」

「そりゃもったいない、アンタ程の腕なら、最近見つかった開拓地でも活躍できるんじゃないか」

「それでも、辞める。あの人との子供を生んで、育てて、ハンターにすることにする。それで、いばってやるの『ママは、いつもこんな奴と戦って勝ったのよ』って」

「そりゃ、夢があるな」

「そう、だから、私の最後の狩りは、これでお終い。せっかく手伝ってもらったんだから、住所を教えてよ。結婚式ぐらいは呼んであげるわ」

「一人じゃ、勝てないってわかってたんじゃないか」

「それでも、彼には言い辛くてね。彼、愛用の武器が鬼斬破なの」

「う・・・」

「私が行くといえば、彼は着いて来る。でも、彼を守りながら戦えるほど、余裕があるわけじゃない」

「ま、ただのわがままなのよねー、私の」

空を見上げる。空に一番近い場所。災害と崩壊を司る象徴。彼女は、彼女なりに彼のことを思っての行動だったんだろう。身勝手ではあるが。共に戦わなくても、絆は忘れない限り在り続けるということだろう。



「んじゃ、帰りましょうか。とにかく、おつかれさま」

「おつかれさまでした」










「それで、どうなったニャ」

「その時に貰った素材で作ったのが、その太刀だよ」

「ヘェー」

「いい話だったろ」

「まだ続きを聞いていないニャ」

「物語は、途中で終わるから物語なんだぞ。終わらない物語、それは現実ってやつになる」

「哲学的なのか馬鹿なのかわからんニャー」

「いいから、さっさと作業しろ」

俺は作業に戻る。積み上げられた道具の中に、一枚の葉書が覗く。

白い、エスピUの黒さと対照的な色に包まれた女性が、笑顔で何かを抱えている。

絆を生み出す、レア度を付ける事のできない宝を・・・

『崩壊に抗うは一重に絆』 完

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Comment

ちょっと・・・;;
感動しちゃったじゃないッスかぁ~o(TヘTo)

モンときの小説はいよいよ、残り一話で終了いたします!

  • アギト [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/17 (Wed) 00:59

すってき~~。
エスピに釣られて食いつきました(ぱくり
こういうママになりたいわ~~。

イラストは私のかしら~といってみるテスト。
違うかったら穴に入って大人しくしてます。(恥)

あぁ、エスピってやっぱ良いです~。(^▽^)

  • 千里 [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/17 (Wed) 01:32
Re: タイトルなし

どもです。ついに4.0アップデートが始まりましたな。

ネタが増えたのかちょっと不自由になったのか微妙な気分でございます。

長編は書かず、こちらは1話完結をちょびちょび書けたらいいと思います。

それでは、クライマックスに向け、頑張ってください。

  • Wolf [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/18 (Thu) 01:30
Re: タイトルなし

その通り、ズバリです。

テーマは母は強しってやつですよ。

そういえば、MHFのテーマが親子だって誰かが言ってたようなきがするので・・・

ってのは後付けですが。

それでは、ちょっとエロチックなイラストに期待しつつ、お体お大事に

  • Wolf [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/18 (Thu) 01:32

返信の返信。

おおぉ、、ありがとうございます~~。
なんというかイラストに小説が合体したかのようで、もうそ・・・じゃない想像がふくらみますです。

こーんなにお世話になっているのにリンクを貼らずに今日まできてしまいましたわ。
強制的にリンクを貼ってしまいまする。
拒否するとむちむちの男性を女性キリン装備にして描いて送りつけるであります。

  • 千里 [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/18 (Thu) 16:59
Re: タイトルなし

>>千里 さん
キリン♂もキモイですがやはりケルビフェイクがダントツのキモさです。

リンク?もう貼らせて頂きましたよ。

今後ともよろです。

  • Wolf [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/18 (Thu) 21:13
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