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ボーダーブレイク小説・B?1


一応、カテゴリを萌えゲーにしておりますが、どう考えても詐欺です。本当にありがとうございました。


というわけで便宜的にAをローニンの物語。Bをフレイの物語にとします。









 コンソールが激しく警告を告げる。既に弾も尽き、機体も立つのがやっとの状態である。若い身空で死にたがっているとよく言われたが、今回のは極め付けだったような気がする。僕の名はフレイ・ミスト。赤髪がトレードマークだ。

 
 僕の経歴は、波乱に満ちている。まず、ブラストランナーとの出会いは戦場であった。と言ってももちろん、国通しの戦争じゃない。GRFとEUSTはその理念・・・国際的なニュードの有効利用と、地上のニュード排除と平和利用を棚上げして、多くの死体や孤児たちを生み出していた。

 僕は戦いが始まった頃、18だったか。教会で新米神父として孤児たちを引き取り、シスターたちと、忙しいが楽しい毎日を送っていた・・・。そう、砲撃が教会を直撃するまでは。僕は教会で生き残ったただ一人の少女を抱きかかえ、憎んだ。ニュードを。世界を。そして、無力だった自分を。

 少女は、ニュードの影響でその身体の成長が一切止まってしまった。3年後、僕は彼女を救うべく、憎んだニュード技術の結晶、ブラストランナー(以下BR)を駆り、傭兵業で生計を立てる。

「死ねないのはわかっちゃいるけれど・・・」

 それが、この様である。僕は基本的にハイリスクハイリターンの仕事しか請けない。今回の仕事は包囲されたEUSTの部隊の救出、脱出である。既に救出に成功し、EUSTの部隊は後方まで非難できた。しかし、追撃部隊が思いのほかしつこく、傭兵は撤退戦まで演じられるハメに陥る。しかも他にも仕事を請けた傭兵が十数人いたが、既に数人天に召され、今は5人ほどしか残っていない。

 カスタマイズされたBRを駆る。クーガー?型がベースだが一部がヘヴィガード社のBR、ヘヴィガード?型に換装しているため、動きは遅い。マシンガンが敵機を捉え、手足を吹き飛ばす。

「もう少し早く引け!次の合図で一斉射撃、右側のBRだ!」

 僕は他の傭兵を叱咤しつつ、少しずつだが安全圏まで下がろうと、弾幕を張り続ける。今回の任務に限った事ではないが、僕はどうやらこのように現場で指揮を取る才能があるようで、これまでそれで何度も自分の命と他人の命を救ってこれた。皮肉なものだ。僕は神への信心のみが人を救済できる方法であると信じていた。だが、今まで身近な人を救ってきたのは弾丸で、それを敵へ導くのは引き金であり、それを指に命じるのは自分自身である。

「あ、あぁ!」

 素直に指示を聞いてくれるのが助かる。中には僕の指示に従わず、勝手にでしゃばる勇者もいるが、今、この場にはもういない。そういった人間はそうでない人間を巻き込んで、死んでしまった。よし、読み通り右から攻めてきた。現在、道幅の狭い峠で戦闘しているので、相手の動きは読みやすい。遮蔽物の岩も多いので、撤退するのには適している。


「逃がすか!」

 まだ、勇者はいたようだ。道から外れたところへ逃げ込んだ敵を追いかけ、味方が一人消えてしまった。

「お願い、彼は私の・・・」

 嗚呼、人の愛とはなんと素晴らしいものか。僕は彼女の願いを聞き遂げるしかないのだ。慈悲深くあれとの神の言葉があるからだ。

「逃げていろ」

 静かにつげ、ブーストを稼動させ、彼らを追いかけつつ。最後のECMグレネードを投げる。どうやら効果があったようで敵の攻撃が一瞬止む。その隙を付いて他の傭兵たちは逃げられたようだ。

「・・・」

 2体のBRが抱き合うように、お互いの身体をソードで刺し合っている。一つの芸術作品のようだ。

「神を・・・」

「祈るな、ボーズ!」

 粗野な声が響く。屈強な男が這い上がっていた。

「生きていたのか」

「生きてちゃ悪いか」

「貴方の恋人が喜ぶな」

「恋人・・・じゃねぇ、向こうが勝手に付いて来るだけだ」

 まんざらでもない顔をする男を後ろのシートに乗せ、考え込む。

「指揮官殿、どうするよ」

「考えている途中だ」

 既に弾丸は少ない。BRの残骸からサブマシンガンと弾丸を失敬し、残弾のなくなったロケットランチャーを捨てる。

「戻っても手薬煉引いてるだろうな。後門の虎、前門の狼とはよく言ったもんだぜ」

 マッチョな割に博識な男だったが、その瞬間、閃いた。

「道なら、ある。わざわざ門を通る必要なんて無いからな」

 僕はBRで壁を登る。牽引用ロープをBRの残骸にくくりつけ、切り立った崖の上へ投げる。うまく何かに引っかかったようだ。ゆっくりと。そして確実に崖を登る。

 辺りは既に夜。追撃部隊もほとんどが諦めたようだった。だが、突然、敵の基地の方向から、一つの部隊が凄まじいスピードで近づいてくるのをレーダーで確認した。

「不味いな」

「いい装備だろうな」

 後ろの男は、傭兵と山賊の差がないような男だったようだ。

「やってやるさ」




 まず、奇襲は成功した。しかしマシンガンの弾丸が尽きた。敵機の数は5体。全てがシュライク社製BR、シュライク?型だった。歩行スピードも速く、装備は貧弱だがとにかく素早い。サブマシンガンの弾丸を打ち切る頃には残り2体。

どちらも強襲兵装で、ソードを構える。こちらに格闘用装備はない。

「どうするんだ!」

「祈れ!」

 マシンガンの銃身を握り締め、棍棒のように敵に打ち下ろす。予期せぬ反撃に、敵は反応出来なかった。残り1体。しかし向こうはこちらに武器が無いのを悟り、距離を取ってサブマシンガンを少しづつ、着実に当ててくる。

 左腕が吹き飛んだ。装甲が爆ぜる。しかし、それで軽くなったようだ。黒煙とニュードを盛大に漏らしつつ、敵へ、狂ったかのように襲い掛かる。あとは右腕しかない。それをとにかく敵へ当てる。よほどその姿が恐ろしかったのだろうか。敵は、後ろに壁があることも忘れて引いていた。壁に当たり、敵は動きを止める。あとは、簡単だ。機体の重量にまかせて、体当たり。どうやら僕は生きているようだ。




 その後、僕らは味方の傭兵、といっても助けた男の連れだけだったが。が、救助に現れ、命を拾った。彼らは別れ際、気になることを言っていた。

「お前さん、中々のボーダーだな、まるで死神か怪物が味方についてるみたいだったぜ」

「・・・」

「だが、気をつけろよ。お前さん、戦ってるとき、笑うクセがあるみたいだな」

僕は呆然としてしまった。恐怖を誤魔化すために、口元をゆがめることはあるが、そうか。あれは、笑っているように見えるのか。



こうして僕は、生き残り、命をつなぐため、再び戦う。他の命を、奪いながら・・・。




  




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