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雨の富士は酷かった


富士の自衛隊演習に今年はいけました。

いやぁ、大迫力!関西から静岡県まで、本当に遠かったです。

そして体も心もボドボドだ!!




はてさて、どうなることやら


「えぇ?皆様、ついに・・・・今世紀最大の狩人の祭典、シュレイド祭が今・・・始まろうとしております!!各界の、本当の一流のハンター達がここで・・・このシュレイド大闘技場に集まっております!誰が・・・・このフロンティアで最強のハンターなのか!?


世界で最強のハンターを生で見れる!クゥ?!!シュレイドに生まれてよかったぁ!!!


司会は私、燃える真紅のアフロこと祭田ゴッホと、解説には特別ゲストとしてドンドルマノンフィクションライターで、私と同じ「紅の獅子」の一員でもありますセイバー様に来ていただきました!!」


「どうも・・・」


「うぉぉーーセイバー!!」


と、ゲストが紹介された矢先、会場全体から歓声が沸き起こる。

しかし、セイバーさんとは・・・ウチの猟団にもいるぞ。セイバーさん。元ネタは某アルトゥース王ではなかったらしい。



「どうやらこの会場には、セイバーファンもいるようですね!!」

「恐縮です…」

「今年もやってきたシュレイド祭ですが・・・セイバーさんはこの、多くのハンターが集まるシュレイド祭をどのようにお考えですか?」

「そうですね…やはり、これだけ優秀なハンターが多いと優勝争いも厳しいものがあるかもしれませんね・・・・でもやっぱり、紅の獅子でペアで出場している、にいなさんとアイちゃんに頑張ってもらいたいですね?」

「本心では、私もそうですね!しかし、これはシュレイド祭・・・誰が勝ってもおかしくはありません!!それでは、まず大会の形式を私のほうから説明させていただきます!!」


『大会は、2回のみの戦いで行われる仕組みです!
まずは、ペア同士で指定のモンスターをいかに早く狩ることができるか!!?

タイムアタックッ!!!


そして、タイムアタックに打ち勝った上位8組がトーナメント枠に組み込まれます!
そこで、2対2となりハンター自身が闘う・・・・


最強ハンター決定戦ッ!!!


以上の2つによって、フロンティア最強ハンターの称号を賭けて争ってもらいます!!
そして、優勝ペアにはシュレイドが誇る封剣「魔光の宝剣」を贈呈いたします!!』


魔光の宝剣ときたもんだ。まさかあの宰相、俺にそいつを渡すつもりじゃないだろうな。大剣だったら欲しいかもしれないが・・・。


「とんだ茶番だな・・・毎年あの剣の取り合いだとはな・・・」

隣のAGITOが言う。どうやらその封剣を知っているようだ。

「まあまあ、でも結構名の通ったハンターばかりだぞ・・・・そうだな・・・あそこにいるのは、猟団【MysticLink】の団長一撃と総帥のNoaペア、ML異色コンビのガレ♂・山田マンペア、全角からは、団長のかりんとみどみどペア、CAUTION!!からは、Cocoa・KDMペア・・・・・第二区域では名の通った奴らばかりだ!!」


fc2モンハンブログでは、有名どころだ。ネ実ではそうでもないが、あんなところで有名になっても良い事はないと思う。うん。


「ほぉ・・・確かにお前が認めただけあって、強そうだ・・・・」

「第一区域にはいないのか?」

「さあな・・・よく分からん・・・・」

いいのか。そんなんで。

「あれ?君AGITOじゃないか!!?」

誰かが・・・いや、あの姿は!?



「馴れ馴れしく人の名前を呼ぶな!!・・・お前はDaran!!?」

「まさか、また会えるとはね?!しかもこんな形で・・・」

「暗殺されればよかったものの・・・・」

「なんか言った!!?すごく不吉なこと言わなかった!!!?」

「気のせいだ・・・それより、お前のペアはあの女なのか?」

「そう!!黒蛇の団長と組むのはウチの副団長のEruさん!!そう簡単には負けません!!」

「はじめまして、Daranさん・・・申し訳ないのだが、第一区域の優勝候補について教えてくれないか?」

ちょっと待て、俺が完全スルーだ。


「ああ、いいけど・・・・・・ん?もしかして、便利屋Wolfさん??」


「まあ、そうだけど・・・」

急に話を振られて生返事をする俺。


「おお?こんなところで会えるなんて・・・感激だ!!よかったらここにサインくれませんか!?Wolfさん本、『軽度使いの憂鬱録』全部もっているんだ!!」

「本・・・?」

「ダニエルには内緒な!あいつすぐ笑うから・・・」

そう、実はこの文章は実は本になっていると言うもっぱらの噂だ。発行部数、印税は秘密だ。


しょうがないから、俺は彼、Daranさんの持っていた俺の本にサインをする。帯にはガンナーズシティの常連、大絶賛!「俺も今日からスカルが外せません、キコエマセン」とのコメントが掲載されている。ホントに言ったのか?



「おい、さっさと説明しろ!」

「ん?ん・・・そうだな、ウチは僕とEruさんしか出場していないけど…やっぱり一際露出が目立っている・・ほらあそこ!ドンドルマで売れ行きNo1の女性向けファッション誌『DosCawaii!』の人気モデルのリフィルさん、そしてリフィルさんを姉さんと慕うnanamiさんペア・・・・」

「グハァー!!」

そう、その姿は俺を魅了するには十分だった。



「何の冗談だ・・・?」

「セ、セクシーすぎる・・・そして、ヤバすぎる…あのお方のアスールはヤバすぎる・・・」


そう、例えて表現するならまさに密林のヴィーナス。野生と知性とのコラボレーション。



「気が合いますな?!ビバアスールです!!」

「・・・」

AGITOが明らかに引いている。


「おい!そこのバカ!!さっさと続きを説明しろ!」

「ん!あ、ああ・・しまった俺としたことが、アスールの魔力に溺れていたみたいだ・・・」

「同感だ・・・」

どうでもいいが、俺は一度Daranさんの依頼を受けたことがある。


そう、あの時はいきなり死体がウチの倉庫に送られてきたのだ。中身はアンドロイドアサシンなる怪しげなものだった。うーん、摩訶不思議。


「ん?ん・・・あとは、ゲストが言っていたにいな・アイちゃんペアと・・・・・・俺ら?」

「どうやら、死にたいようだな・・・」

「わぁぁーー!ちょっと待て待て!!本当なんだって!あとは、全然分からないんだって!!」

「・・・」

「まあ、まずは初戦で4位以内に入ることだな…てか、初戦なのに厳しく感じるのは俺だけか?」

普通、ハンターは4人一組で組むのが普通だが、2人一組というところに何か作為的なものを感じる。毎年こうなのか?


「それくらいの実力がないと、あの封剣を手にする権利はない…恐らくそういうことだ。よほど価値があるもののようだな・・・・」

Daranさんたちは、自分たちのところへ戻っていった。


「しかも、あのDaranという男も強いはずだ・・・」

恐らく、俺よりも。

「いや、あいつはただのバカだ・・・」

そうなのか?













「それでは、只今より!シュレイド祭を開催いたします!!」



観客席から大歓声が聞こえる。いよいよシュレイド祭が始まった。


「それでは、第1回戦『タイムアタック』のルールを説明させていただきます!!まず、この大人数のペアを分割するために、AチームとBチームに分かれていただきます。大会前に配られた赤い紙と青い紙が貴方達の命運を分かつのだ?!!
赤い紙が配られたペアはAチーム、青い紙が配られたペアはBチームになります。
そして、それぞれ2チームである指定のモンスターを狩っていただくのです!」


「紙?そんなもの配られていたか?」

「安心しろ!俺が引いておいた!!俺はクジ運がいい方でね…」

俺の手回しのよさは自分でも褒めてもいいと思う。


赤Aチーム: リオレウス、リオレイア
青Bチーム: ラージャン二頭



「なるほどな・・・お前のクジ運がよければ、俺達はAチームになる予定なんだが?」

「・・・・・・」


あぁ、そうだな。結果が全てだ。


「紙を見せてみろ…」

「最初に言っておく・・・すまない・・・」


青い、ランバラルの色だ。戦いの中で戦いを忘れぬようにしないとな。


「クジ運か・・・とんだ厄病神だな」

「いや・・・あれどう考えてもおかしいでしょ!?何、ラージャン二頭って!!?どう考えても、AとBのバランス悪すぎるだろ!!」


流石に俺も抗議せざるを得ない。全く、困ったもんだ!!



「どれも強敵ばかりだ・・・」

「・・・」





第一回戦というのに、熱気冷めやらぬ闘技場・・・・
まずAチームがスタンバイをする。



「それでは、一回戦の詳細説明を私、祭田ゴッホがさせていただきます!!

この人たちには元ネタがあるんだろうか。俺にはわからない。

「闘技場にある無数の扉の中にみなさんそれぞれ入っていただきます。毎年シュレイド祭では本物のモンスターは使用しておりません!すべて脳内映像でモンスターのそのままの強さを再現いたします。なので戦闘を行う際は、特殊ゴーグルを着用してください!」

・・・何と言う最新技術なのだ。ゴーグルか。行くところまで行ったとしか言えないな。


「ゴーグルを装着することによってまるで狩りそのものの世界に入り込んだような世界観を再現させます!そこで、映像のモンスターを倒したタイムがゴーグルからデータとして本部に送信される仕組みになっております!!
また今大会において、罠の使用と捕獲は認めません!討伐のみなので皆さんご注意ください!!なお、今皆さんが所持している装備・アイテムはすべてデータとして採用されるので、基本的には罠と捕獲玉・弾以外は持ち込み可といたします!!」



「なるほどな・・・確かに本物は暴れるからな」

「とんだ茶番だな、くだらない・・・」

「あ、おい!どこにいくんだ!?Aの試合が始まるぞ、見ないのか!?」

「そんなものに興味はない・・・」

「まったく・・・」


そういってAGITOが控え室から出ようとした。どこまでツンの要素が強いんだろうか。

そこに誰かが声をかける。

「あなたが…西シュレイドの代表者の一人のAGITO?」


ある知的そうな女性がAGITOに声をかけた。全身エンプレス装備で覆われ、武器までもナナテスカトリの大剣であった。

あれはある一定の期間以上、ハンターの経験があるものにのみ作成を許される大剣だ。


「なんだお前は?」

「私は西シュレイド代表の一人、『紅の獅子』の猟団長にいなです。そして、こっちが副猟団長のairaです!」

「・・・」

「あ、ごめんなさいね・・・この子人見知りなんです!へぇ?あなたが噂の…」

「何が言いたい?」

「いや・・・王様に説教したっていう方だったんですね?」

「それがどうした・・・」

「あの便利屋と組むぐらいだから、どんな方なのかと思っていましたが・・・私の予想通りの方でした!とても強い感じがします!」

あの?うーん、こんな美人に名前が通っているのは嬉しいが・・・。


「・・・」

「私は同じ西シュレイド代表として貴方達と親睦を深めにきたんです!」

「用件はそれだけか?…悪いが試合前の慣れ合いは好きじゃない・・・」


そういうと、AGITOは控室から立ち去った。だからどこまで以下略。

しかし、このにいなさんは、熱っぽい視線でAGITOを見つめる。チクショウ、所詮は顔か。顔なんだな。


俺は首をすくめ、彼女もそれを見て微笑む。

とりあえずは、Aチームの戦いぶりだな。












数時間後、全ての試合が終了した。



「あ??っと!!Aチーム!!どうやら上位4組が決定した模様です!!!


第一位 かりん・みどみどペア
第二位 Daran・Eruペア
第三位 にいな・airaペア
第四位 Cocoa・KDMペア


が決勝トーナメントに進出だぁぁーーーーーー!!!」





「やっぱり予想通りだな・・・って!AGITOはどこにいったんだ!?」


ダニエルとAGITOの愛猫、グリの方へ訊く。グラはいないのか。

「AGITOここに来なかったか?」

「さあ・・・AGITO君なら来てないよ・・」

「ん?ん…あいつは僕らに一声かけるほど律儀な奴じゃないのニャ!」

「確かに、それもそうだな・・・」


俺は諦め、選手控え室へ向かう。色々と用意もあるしな。


「それでは!次にBチーム【ラージャン2頭の討伐】にまいります!!」

「おいおい…戻ってこないぞ・・・」


うーん、正直、困った。ウチの猟団のよきゆめさんやMANAさんならともかく、俺はラージャン2頭討伐なんてソロでは経験がない。これ、ホントよ。


何者かが俺に近づく。

「あんた便利屋だよな?」

「そうだが、あんたは?」

「俺は、東シュレイド代表の一人の一流ハンター様よ!!あんたのペアがいないようだが・・・?」

自分で一流とか言っちゃうのはただの痛いやつだぞ。

「さあ…あいつは数時間前にどこかでかけたよ」

「ほほぉ・・・まあ、あんなチビとペアを組むなんてかわいそうだな!!きっと途中で怖くなって逃げ出したんじゃねぇのか?!!」

しかしAGITOの身長が低いことをよく見ていたようだ。しかし、パイロットとジャッキーとレイバー乗りは背の低い奴に限るんだぜ。

大男が腹を抱えて笑う。全く・・・。


「予め忠告しておくが・・・あいつには喧嘩を売らないほうが身のためだ…でなきゃ今頃あんたはハンターを引退しなけりゃならないところだったからな・・・」

「なッ!?」

「お前は、確かにやるほうだとは思うが、残念ながら、2流だ」

「じゃ、じゃあ1流は誰だってんだ!?」

「ヒュ?ゥ」

俺は口笛を吹く。


クールってレベルじゃない。まるで仮面ライダーV3のようだ。




「お前今までどこに行ってたんだ!!」

AGITOがやっと見つかった。もう少しで俺は迷子センターで放送してもらう予定だったんだ。

「少しな・・・」

「そろそろ始まるぞ。本当に焦ったんだからな…」

「それがどうした・・・」

謝っても、損にはならんだろう。全く、どこまでツン以下略。






「それでは!Bチームの皆さん!!準備はよろしいですか!!?それでは、皆さん扉の前にスタンバイしてくださいッ!
皆さん、準備は完了しているようですね…では、扉の中に入ってゴーグルを着用してください!!
………それでは、
第一回戦後半!ラージャン2頭の討伐?!!
レディーゴー!!!












ゴーグルを装備の上から装着する。流石にスカルフェイスを使ったガンナー装備までは用意していない。いつもの悲しみのドラゴンSガンナーだ。


「すごい最新技術だな・・・」

「どうでもいいが…さっさとラージャンを狩って、優勝して帰りたいんだがな」

「まあ、そういうなって!」



そしてエリア2に移動した俺達が待ち受けていたもの・・・それは巨大な牙獣種2頭だった


「やっぱり、2頭はきついよな…?」

「一頭でもきついものはきついだろうな…」


ラージャンを、一言で説明すると戦闘民族ヤサイ人だ。


説明、以上。




「まともに2頭と戦ったら大怪我じゃすまないな」

「だが、逃げ場もないがな!!」

「普通は睡眠弾で寝かせて、一匹を叩くんだが・・・この改良型散弾銃には睡眠弾は装填できない…」

全く、ライトのくせにライトの特性を生かせないのは痛い。

「毒弾と麻痺弾は・・・?」

「一応LV1,2は装填できる…だが攻撃重視のこれには回復弾は装填できない」

回復弾なんか、必要ない。そうだろ?

「十分だ・・・」


フィールドの中央に行くと、大きな咆哮をあげる金獅子が2頭・・・
どうやら俺達を敵と認識したようだ…


「Wolf!まずはどう出る!!?」

セオリーで言えば・・・。

「尻尾を切れば、怒り状態になることもない!まずは尻尾を切り取る作業から入ってくれ!」

「後方支援は任せたからな・・・」


恐れず前に突っ込むAGITO・・・すかさず俺は麻痺弾を装填する。
サポートはガンナーの役目だ。

「チッ!なんてパワーだ!!だが、見えているぞ・・・」


ラージャン2頭は微妙にコンビネーションを組んでいる。片方がパンチを繰り出せばもう片方はAGITOが捌いて不安定になった足を狙って脚払いを繰り出す。それすらも避けるAGITO。身体能力は卓越している。




「(右、左・・・空中!)・・・今だ!!Wolf!やれーーー!!」

言われなくても!

「喰らえッ!!」


俺の放った麻痺弾がラージャンを捉える。


「もう一匹も麻痺させる」


そう言うと、AGITOが懐の中から麻痺投げナイフを取り出した・・・


「なッ!?そんなもんどこにしまってあるんだよ!!」

「アサシンの仕事上、投げナイフは常に持っておくのが常識だ…」

「恐ろしい奴…」

本当に、抜け目がない。

「ターゲットの麻痺に成功…Wolf、お前のそのライトボウガンには氷結弾が装填できるはずだ!!」

「分かっている!さっき道具屋で60個買っておいたからな!!」

「普通に打つな!」

「どういうこと!?」

「お前のそのライトボウガンにはある特殊性がある…散弾銃には状態異常効果があるもの以外の弾をすべて散弾のように撃てる特性がある・・・乱戦ならともかく2人の場合は活用してもいいだろ…」

「散弾モードがあるなんて初めて知ったぞ!?」

「知り合いのレジアス族に色々聞いたからな…」

「まあ・・・ものは試しだ!!」


俺はすかさず散弾モードに設定した。方法は簡単、フェアエンドの先端にボタンがあり、それを押しながら前へスライドする。しかし、その散弾モードとはただ単にPTを面白おかしく動きを止めて遊ぶようなボウガンの散弾にするのではなく、弓のような当たってから広がるような散弾にするような感じである・・・

らしい。

「喰らえッ!!」


俺が氷結弾を撃つ。まるで・・・そう、俺が夢にまで見た、地球防衛軍の散弾のようにラージャンを襲う。その様はまるで巨大な獣が疾走しているようだ。獣の牙が、ラージャンの体を凍らせる。


「これが、散弾銃の真の能力・・・?」

「上出来だ・・・」





AGITOが空中に飛ぶっ


「お前の氷結散弾と俺の投げナイフで麻痺しているラージャンに集中砲火を喰らわすぞ・・・」

「ああ!!」

「喰らえッ!奥義、霞朱雀【刹那】!!!」


AGITOがそう叫びつつ、無数のナイフを投げる。何本持ってるんだ?しかもナイフの中には毒ナイフ、麻痺ナイフも混じっている。しかもいつ調合しているんだ?そもそも奥義って!?

俺は多くの疑問を胸にしまいつつ、ラージャンを狙い打つことに集中する。

「これはすごい・・・一発一発の威力は落ちるが、ラージャンの体に的確にヒットしている!単発とは違って狙いやすい」

俺は改めて、この機能に感嘆する。

しかしラージャンも間抜けはないようだ。

「ラージャンが空中に飛んだ!?AGITO危ない!!」

「バカ!!狙われているのはお前だ!!!」

「なッ!?」


ラージャンが空中で電撃で帯びた鋼球を吐いた…その攻撃は俺に向かって襲い掛かる。フェイントとは、恐れ入るね。


「おっと危ない!」

俺は間一髪のところで避けた・・・と思ったが、電撃の余波が来る。あばばばば。


「油断するな!!もう一匹来るぞッ!!」

「しまった!!?」

もう一匹のラージャンが口を開け、その奥から電撃が集束している。ビームか。避けられないかもな!


「ラージャンが麻痺してる・・・」

「ギリギリだったな・・・」


ラージャンが麻痺している。ラージャンの背には、見覚えのある片手剣が。


「これは・・・サンダーベイン!?」

「さっき武器屋で購入したものだ・・・ラージャンにノッキングしておいた」

「ノッキングだと!?」


(*ノッキング…捕獲した食材の鮮度を保つために生きたまま捕獲する時ために使用する技。スタンガンと原理は同じで、針状の電極(生分解ポリマー使用)を獲物に突き刺し高圧電流を流す事により運動神経を麻痺させ、身動きが取れなくする。)


「ラージャンの急所ぐらい分かる…」

「いや、普通分からんだろ…」

「貸し一つだ…」

「片手剣を使い捨てにするかよ・・・・本当に恐ろしい奴」

そもそも、サンダーベインが購入できるこの国にもびっくりだ。しかし、この男は敵に回したくないな。

「一匹が寝ている間にもう一匹の排除をするぞ・・・足手まといになるなよ・・・」

「はいはい、了解しましたよ・・・」




俺は弾装ポーチを覗く。氷結弾の残りが乏しい。

氷結弾以外の弾といえば、貫通弾と通常弾。あとは・・・

「こいつは、どうだ!?」

俺は毒弾を麻痺していない、どう見ても瀕死のラージャンに叩き込む。それに呼応してAGITOはラージャンの手足を切り刻み、俺はさらにその傷口に毒弾を打ち込む。

「まだか!?」

俺は残弾数を気にしながら、氷結弾を打ち込む。やがて、俺の氷結弾の残りが1桁になったところで、
ラージャンが地に伏せる。ってこのチームじゃ尻尾切れんぞ。

「どうやら、もう一匹もお目覚めのようだ。あと、こいつを使え」

AGITOが俺に二つ、皮袋を投げる。

「氷結晶にカラの実・・・」

そう、氷結弾の素材だ。

「無駄にするなよ」

どうやら、俺の行動も筒抜けのようだ。予想以上に頼りになる。これは、俺も本気を出さずにはいられないな。



氷結弾をばら撒きつつ、通常弾、貫通弾も織り交ぜる。対するAGITOは、俺の散弾に当たらないように長い双剣で少しずつ切り刻む。まるでそれは舞踏の如き剣舞だった。


どう見ても氷属性の斬撃があれば尻尾は切れそうだ。

「スマン、AGITO!!研石もくれ!」

「はぁ?」

そう言いつつ、砥石を放り投げるAGITO。OKOK。

「少しでいいから、囮になってく・・・」

ラージャンの繰り出すパンチが俺を吹き飛ばす。ボディに直撃したが、とりあえず距離は稼げたのでよしとする。

「大丈夫か!?」

俺は無言で答えない。完全な死んだフリだ。

とにかく、AGITOは一人でも戦うつもりでいるようだ。ラージャンもAGITOに必死で俺の方は見ていない。好機だ。






そして、俺の仕込が完成する。俺は立ち上がり、ラージャンに一発、通常弾をお見舞いする。そして、できるだけ、瀕死のように、足取りを危うげにする。

「させないっ!!」

AGITOが助けに入ろうとするが、ラージャンの疾走は早い。そして、ラージャンの金の髪が、俺に近づく。




「え・・・」


俺はとにかく、距離をとる。ラージャンの尻尾はどうやら切れたようだ。

「銃剣だ、一回で壊れたけどな」

AGITOがナイフを使うのを得意とするようだが、俺はブーメランを作るのが得意だ。俺は氷結晶と砥石で氷結晶のエッジを作り、ガンに取り付けた。もちろん、一回限りしか使えないがどうやら成功したようだ。


「なかなか、変なことを思いつくな」

「でないと、こんなブログは続けられんさ。幕引きは任せたぜ」

AGITOは小さく頷くと、双剣を交差して構え、真っ直ぐに跳ぶ。

「ハァッ!」


気合と共に一閃。もう一頭のラージャンも地に伏せる。これで、ジ・エンドだ。何とかなるもんだな。







「あ?っと!!!あの激戦区から今1ペア目が帰ってきた!!!?
脱落者ばかりのこのラージャン2頭で、初の帰還者がッーーー!!!!!帰ってきたのは・・・・

AGITO・Wolfペアだぁぁぁーーーー!!

会場は熱気が冷めません!!むしろ彼らの奇跡の帰還に熱気は上がるばかりだ?!!何を隠そう、この私も興奮していますからね!!いや・・・素晴らしいぃぃーーー!!!」


奇跡だって?必然の結果さ・・・と言おうとしたが、ラージャンに殴られたのが効いたらしい。むせる。




「ん?ん…まさかな、俺らが一位だったなんて、よく分からんが嬉しいもんだ」

とりあえず、何とかなった。

「当然の結果だ・・・」

「でも、氷結弾が切れた時はどうなるかと思ったが、まさか調合品をもってたなんて・・・」

「この辺は雪山が近い…だから氷結晶が多くとれた…カラの実もな・・・」

「だから、数時間経っても戻ってこなかったんだな…素直じゃない奴・・・」

「なッ、勘違いするな!俺はさっさとこのくだらない大会から解放されたいだけだ・・・」

どこまでツンなんだ。まぁ、俺がやられた(フリ)をしていた時の様子で見ればデレもあるようだ。

「さすが!AGITOだニャ!!」

「すごい!すごいよ?二人とも!!」






こうして、決勝トーナメントに出場する権利を与えられたAGITOと俺であった・・・しかし、今度は剣士装備で行くか・・・。
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Comment

すいませぬ・・・orz
確かにスカルでガンナーはかなり無理がある設定だったと思います!!
それと、ラージャンの尻尾・・・氷属性付き切断系武器でないと破壊できない・・・・主人公龍双剣・・・


( ;゚Д゚) <ヤッチマッタナ~オレ…


ま、まあ・・・その前に人間同士の戦闘もなんかありえない感じだし!!それがモンときの小説の真理真実ぅぅぅーーーーーー!!( ゚Д゚)
しかし、Wolfさんがうまくつなげてくださったみたいで・・・本当に感謝です!!Wolf vs 一撃の闘いにも期待してます!!!
(押し付けみたいな感じですいません・・・orz)

  • アギト [#-] |
  • URL |
  • 2008 08/25 (Mon) 23:01

初コメで~~す^^
ウチは基本面識ない人のブログ見たりコメ書いたりしないんだけど、
2鯖で活動してるみたいで、許可いただけないので、
AGITOさんの顔でなんとか・・・
コラボ小説が面白そうなので、これから毎回読みたいと思います^-^v

今初めて読みました^^AGITOさんのを受けて、
それをWolfさんの視点で書いてるんですね^^
AGITOさんが一撃さんとの対戦を振りましたよ~~
これはWolfさんの腕のみせどころですよ☆⌒(*^-゜)v
楽しみにしています^^これからもよろしくねv(*'-^*)ゞ


  • ニィ先生 [#-] |
  • URL |
  • 2008 08/26 (Tue) 01:20

>>アギト さん

HAHAHA,モンハン小説は自由なようでややこいんだぜ!

しかしなかなかいいプレッシャーの与え方っ!


>>ニィ先生 さん

なるほど、ウチのブログはどんな人間でも人間じゃなくても書き込みおk!どんどん読んでください。

まぁ、どんなものでも振られたら返すのが漢の流儀、楽しみにしてもいいんだからっ!

  • Wolf [#ldSHJ4vM] |
  • URL |
  • 2008 08/26 (Tue) 19:45
  • Edit
これしかないです^^

一応うちの装備を簡単に^^
愛用防具 ・エンプ一式w
       ・頭にフェロー使用のシルアカ主の装備
愛用武器 ・ナナ大剣
       ・ウイルスキラー(別名鼓膜キラー)
       ・ローゼンクラフト
こんなものしか使ってません^^;
ナナ大剣は発展途上です^^

  • ニィ先生 [#-] |
  • URL |
  • 2008 08/28 (Thu) 09:22

>>ニィ先生 さん

エンプかわいいよエンプ

エンプにナナ大剣はビジュアル的にかなりしっくり来るんでしょうな。

しかし素材99個て・・・w

  • Wolf [#ldSHJ4vM] |
  • URL |
  • 2008 08/29 (Fri) 15:00
  • Edit
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